眼科医によるレーシック
2. レーシックに関して
近視を手術で直す事に関しては、テレビ報道等で一般の方には浸透しつつあると思います。ところが眼科専門医では、その是非に関しては意見が分かれていると思います。すなわち、そんな危険な治療は認められない、近視はメガネやコンタクトで直すのが良い、とする否定的な意見もあります。私は、全く中立的な立場ですが。どの分野でも新しい治療が発案されたときには、保守的な考えと進歩的な考えの議論が起きますので、この延長線上だろうと想像しております。実際、コンタクトレンズが発明されたときや白内障用眼内レンズが発明されたときには、否定的な意見も多数聞かれました。しかし、否定的な意見にも意義はあり、新発明が時間をかけて、より安全に洗練され、普及したのだと思います。レーシックも過去10年間に安全性、正確性の進歩がありました。
考えるべき点は、この治療を受ける患者数の爆発的増加です。眼科専門医全体のコンセンサスが得られるよりも、治療を希望する患者さんの増加が早いと思うのです。どうせ治療を受けるなら、眼科専門施設で眼球全体の事を理解した上で、そして、手術医師の顔が見える医者患者の関係で治療を受ける方が良いと思っています。